天王原遺跡 押野(ええっこ)紫陽花園 景観形成計画

1、基本方針 

押野地域は高瀬川の流路に沿って発達した平坦な部分と傾斜とが交互に現れ

る段丘で、段丘面は地下水面が低く、段丘崖の下には湧水が出ています又宮

沢・堂の沢・天王沢の沢があり段丘崖下に小扇状地を形成した地域です。

景観は池田町中鵜にある安曇野池田ブドウ園の横に位置しアルプスが一望で

き、ここから見る眺めは抜群です。この地にあったと言われている八坂神社

は室町時代に疫病が流行し、津島牛頭天王を勧請して祈願したら平癒したと

伝えられています。明治までは津島牛頭天王社と呼ばれ盛大に祀られていました。明治元年八坂神社に改称され明治40年代に八幡宮に移転合併八坂神社跡地は安曇野市の天王原遺跡として登録されております。押野獅子舞の発祥の地でもあり押野獅子舞保存会の皆さんにより平成22年10月13日に整備されました。養蚕が盛んであった頃の桑園地帯で当時の日々の暮らし、お祭り等の伝統文化と養蚕を伝える機会をテーマに景観形成することを目的として設定し、平成25年4月28日には押野地区ボランティアの皆さんにより紫陽花を植栽し開園しましました。「ええっこ」は方言で「結(ゆい:相互扶助)」という意味です。紫陽花の植栽により景観形成され将来は美しい農村景観地として又区民の憩いの場所になる事と思います。 

2、活動範囲

  開墾した510㎡(本番4,303-3   265㎡

          (本番4,304-19   691㎡の内245㎡

、活動内容

荒廃農地防止のための紫陽花の植栽の管理及び農村景観の管理

①荒廃農地の紫陽花の植栽・水くれ・除草の管理

  紫陽花園は地域に良好な景観をつくりだしています。梅雨期から夏期においては、雑草が繁茂するため景観の維持のため草刈り及び耕起行います。

②周辺における農村景観の管理

紫陽花園の周辺は荒廃農地が多く原野になっていますが、この農地を再生しぶどう畑にする計画が始まっております。 再生作業は安曇野市農業委員会、明科地域の農業を守る会が中心に行います。

③啓発・普及活動

  ホームページで紫陽花園の管理活動を公開