祭囃子 獅子舞

VTS_06_1.VOB_000993403境内でおこなわれる獅子舞は一般に「神楽」とか「太神楽」と呼ばれています。
神楽系の獅子舞という意味です。 上押野の場合、いきなり舞うのではなく、まず「道中囃子」や「笹笛(篠笛)」が演奏されますが、これが「頭前」と呼ばれる獅子舞の前奏曲です。 舞では、まず獅子頭を回す人のほかに数人が大きなほろ幕に入って四方舞が行われますが、これが文字通り「幕の内」の舞です。
そしてほろ幕を巻いて小獅子となり、前かぶり(前役)と尾をひとりずつが担当し、前被りが鈴と幣束を持って舞うのが、文字通り「幣束」の舞です。そして再びほろ幕に数人が入って「のみ取り」の舞と呼ばれる荒々しい所作を舞います。 こうした三種の獅子舞を神前に奉納するかたちをとることは他地区でも一般的なことです。


押野獅子舞の歴史、道具、「幕の内」の舞、「幣束」の舞、「のみ取り」の舞